【読書記録】世界でいちばん透きとおった物語 / 杉井光
ある日、ぼんやりとテレビを眺めていて知った話題の作品。番組で放送されている書籍って、なぜか読みたくなってしまうんですよね。読書垢で読了ツイートをされている方も多くて、久々に話題作を購入してみました。
簡単な感想はこんな感じです。
#読了 世界でいちばん透きとおった物語
— たむ (@tamsan0_0) 2023年7月6日
珍しく話題作を読みました。面白かったーー、、、今日の15時すぎから読み始めたのですが、あっという間に読み終わってしまいました。なんだか読みやすくて、、、(すっとぼけ) pic.twitter.com/oji7ZWkxRo
こちらの記録には直接的なネタバレは書きませんが、若干のネタバレが含まれます。事前情報なく読んだほうが楽しいと思いますので、これから読まれる方は閲覧をお気をつけください。
まず、本の背表紙に書かれているあらすじはこちらです。
大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが一 予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。
私は「話題になっているものは何でも面白い」という考えの人間なので、物語の内容については何も知らずに読み始めましたが、ただの遺稿探しではなく色々な情報をもとに謎を解いていくミステリーのようでとても面白かったです。
学校の往復の2時間ほどと家に帰ってから1時間くらいですべて読み終わってしまうくらいだったので、ほんとうに夢中でした。以前原田マハさんの楽園のカンヴァスを読んだときも夢中で読んで、1日ですべて読み終わってしまったのでどこか似ているところがあるのかもしれないです。
そして、私がいちばん言いたかったのは「読み始めたときの違和感」です。1ページ目を開いたとき、「なんか、いつも読んでるやつと違う気がする〜、なんかめっちゃ読みやす〜、新潮文庫 nexってやつだからかな?」なんて思いました。
しかし読み進めてびっくり、これじゃん、私がいちばん最初に思ったやつじゃん。この読みやすさの正体、物語だけじゃなくて絶対これじゃん。
そしてこの小説を作るまでのアレコレを想像し、すげえ小説がある!と人に話したくなりました。でもぜっっっっっったい伝わらないんですよ、この感動が、とにかく読んで!!!としか言いようがなくて、、、
これを読まれた方には伝わると思いますが、「え?私ってこういう目なの?」って思いました。まじで。いつもの小説と比べてものすごく読みやすいんですよ、これを感じた人他にもいますか?皆さんそうですよね?私だけじゃないですよね????
Twitterで色々検索してみたのですが、若干のネタバレ要素があるからなのかあまり触れている人がいなくて、、、かなしいのでブログに書いています。読んだ皆さんの詳細な感想が聞きたい、、、、、、(ちなみにですが、わたしと主人公は同じような目ではないと思います。私は光が苦手で逆に紙の書籍しか読めませんが、、、)
色々と書きましたが、世界でいちばん透きとおった物語、面白くて本当に読みやすい作品に出会えました。この感動はずっと忘れません。ほんとうに、ありがとうございました。